タイの大麻の値段はいくら?バンコクの価格相場と2026年規制変更後の注意点

タイの大麻の値段はいくら?バンコクの価格相場と2026年規制変更後の注意点

公開日:2026年03月09日(月)


タイの大麻合法化以降、バンコクには多くのディスペンサリーが誕生しました。実際に店舗を回ってみると、同じエリアでも店によって価格が異なり、「どれが適正なのか」と迷う場面が少なくありません。この記事では、バンコクの大麻価格を品質帯・栽培方法・エリア別に整理した上で、価格差が生まれる背景や2025年6月の規制変更が市場に与えた影響まで、現地の情報をもとに解説します。

「タイの大麻は1gいくらが相場なのか」「なぜ店によって値段が違うのか」といった疑問への答えを、購入前の参考情報としてお役立てください。

また、タイの大麻市場では体に良くない化学肥料を使った大麻も多く売られていますので、ご注意ください。

なお、2025年6月の規制変更以降、タイでは大麻フラワーの購入に医師の診断書が必要となっています。渡航を検討している方は、最新の規制情報を確認した上でこの記事をご覧ください。

1:タイの大麻の値段相場|1gいくらが目安か

タイで大麻の購入を検討する際、多くの人が最初に気になるのが「1gいくらが相場なのか」という点です。結論からいうと、タイの大麻価格は品質帯・栽培方法・購入エリアによって幅があり、250バーツ〜800バーツ以上/gという広いレンジが現実の相場です。まずはその全体像を把握した上で、自分の目的に合った選択ができるようにしておくことが重要です。

バンコクのディスペンサリーで買うと1gいくら?

品質帯 栽培方法 価格帯 特徴
低価格帯 屋外栽培(アウトドア) 250〜400バーツ/g 太陽光と自然環境を活用。コストパフォーマンス重視の選択肢。品質にばらつきが出やすい面もある。
中価格帯 屋内栽培(インドア) 450〜650バーツ/g 温度・湿度・光量を人工管理。花の密度・香り・外観が安定しやすく、バンコクで最も取り扱いが多い帯域。
トップシェルフ 高品質屋内栽培・認証農場 800バーツ以上/g ラボテスト済みの高THC品種や希少ストレイン。品質・希少性・ブランド性が価格に反映。

バンコクのディスペンサリーで販売されているフラワーの価格は、品質帯によって大きく3つに分かれています。

観光エリア(スクンビット)とローカルエリアの価格差

観光エリア(スクンビット・ナナ周辺)では、400〜700バーツ/gが一般的な価格帯とされています。BTS駅近くの好立地、英語対応スタッフ、清潔感のある内装など、店舗体験全体にかかるコストが価格に含まれているためです。旅行者にとって入りやすく、品質説明も丁寧な店舗が多い反面、純粋なフラワーの価格だけを比較するとローカルエリアより割高に感じるケースがあります。

ローカルエリアカオサンロードなどでは200〜400バーツ/gで購入できる店舗もあります。観光向けのブランド投資が少ない分、価格が抑えられている店舗が存在します。ただし、メニューの透明性やスタッフの説明対応は店舗によって差があるため、初めて訪れる場合は事前に情報収集しておくことをおすすめします。

バンコク市内でも、エリアによって価格水準に差があることは知っておくべきポイントです。エリアによる価格差を理解した上で、アクセスのしやすさ・スタッフ対応・メニューの透明性も含めて総合的に判断することが、自分に合った店舗選びにつながります。

プレロール(ジョイント)とバルク購入の価格比較

購入方法 価格帯 特徴 向いている人
プレロール(ジョイント) 150〜400バーツ / 本 フラワーを巻いた状態で販売される完成品。使用されている品種によって価格が変わり、トップシェルフ品種の場合はさらに高価格になることもあります。フラワー単体購入と比べるとグラム換算では割高になりやすい傾向があります。 器具を持っていない旅行者や、少量だけ試したい人
バルク購入(まとめ買い) 店舗ごとに割引あり 3.5g・7gなど複数グラムをまとめて購入すると1gあたりの単価が割引されるケースがあります。ただし2025年6月以降の規制変更により購入量制限が設けられている可能性があるため、店舗スタッフへの確認が必要です。 同じ品種を気に入った人 / 滞在期間が長い人

フラワーをそのまま購入する以外に、バンコクのディスペンサリーではプレロール(あらかじめ巻かれたジョイント)やまとめ買いによるバルク購入という選択肢もあります。それぞれの価格感と特徴を理解しておくと、購入時の判断がしやすくなります。

2:なぜ同じバンコクでも店によって値段が違うのか

バンコクのディスペンサリーを何軒か回ってみると、同じ品質帯のフラワーでも店によって価格が異なることに気づきます。「なぜあの店は高いのか」「なぜこの店は安いのか」その背景には、主に栽培方法と店舗のブランド戦略という2つの要因があります。

栽培方法(屋内・屋外・温室)が価格に与える影響

栽培方法 価格帯 特徴 ポイント
屋外栽培(アウトドア) 250〜400バーツ / g 太陽光と自然環境を利用して栽培されるため生産コストが低く、流通価格も比較的安価になりやすい傾向があります。 コストパフォーマンスを重視する購入者に選ばれやすい価格帯。
屋内栽培(インドア) 450〜650バーツ / g 温度・湿度・光量を人工的にコントロールして栽培するため、設備投資や維持コストがかかります。 花の密度・香り・外観が安定しやすく、バンコクで最も多く流通している品質帯。
温室栽培(グリーンハウス) 350〜550バーツ / g 自然光を活かしながら温度や環境を調整するハイブリッド栽培。 インドアほどコストはかからず、品質と価格のバランスが取りやすい栽培方法。

タイの大麻の価格帯は、栽培方法によって大きく分かれます。ディスペンサリーのメニューを見る際は、「Indoor」「Outdoor」「Greenhouse」といった表記を確認することで、価格が品質とどのように対応しているかを判断する手がかりになります。

また、冒頭にも書いた通り、タイの大麻市場では体に良くない化学肥料を使った大麻も多く売られていますので、ご注意ください。

ブランドディスペンサリーが高い理由|体験・認証・ロケーション

同じ品質帯のフラワーでも、店舗によって100〜200バーツ以上の差が生まれることがあります。この差は「ぼったくり」ではなく、多くの場合は店舗体験・品質認証・立地コストという3つの要因によって説明できます。

まず店舗体験について。プロンポンやアソーク周辺のブランドディスペンサリーでは、丁寧なスタッフ対応、英語・日本語対応、試香できるディスプレイ、清潔感のある内装など、購入体験全体にコストがかかっています。旅行者にとっては「何を買えばいいかわからない」という不安を解消してくれる環境そのものに価値があるともいえます。

次に品質認証です。GACP(農業・採集に関するガイドライン)などの認証基準を取得している農場からの調達や、第三者機関によるラボテストを実施している店舗では、その検査コストが価格に反映されることがあります。

そして立地コスト。スクンビット沿いやBTS駅直結の商業施設周辺では家賃が高く、その運営コストが価格に上乗せされる傾向があります。

価格だけを見て判断するのではなく、その店舗が何に対してコストをかけているかを理解することが、自分に合った選択をするための視点になります。

3:ストレインによってタイの大麻の値段はどう変わるか

品質帯や栽培方法と並んで、価格に大きく影響するのがストレイン(品種)です。同じ屋内栽培のフラワーでも、ストレインによって数百バーツの差が生まれることがあります。「なぜあのストレインは高いのか」という疑問を持ったことがある方は、ここで整理しておくと店舗でのメニュー選びがしやすくなります。

人気ストレインが高くなりやすい3つの理由

要因 内容 価格に影響するポイント
栽培の難易度と収量 品種によっては栽培に高度な管理技術が必要だったり、収量が少ないものがあります。同じコストをかけても収穫量が少ない場合、1gあたりの単価は自然と高くなります。また海外から輸入された種子をもとに栽培している場合、種子の調達コストも価格に影響します。 栽培難易度・収量の少なさ・種子コスト
需要と供給のバランス Gorilla Glue、OG Kush、Gelato、Wedding Cakeなど海外でも人気の高いストレインは、バンコクのディスペンサリーでも需要が高い傾向があります。一方で供給量が限られている場合、価格は上昇しやすくなります。 人気ストレインほど価格が高くなる傾向
ブランド・農場との紐付け 特定の農場や生産者とのコラボレーション品種、限定リリースのストレインなどは、希少性がそのまま価格に反映されることがあります。店舗がその農場のブランド価値を前面に出している場合、同品質の他ストレインより高く設定されるケースがあります。 限定品種・農場ブランド・希少性

バンコクのディスペンサリーのメニューを見ると、同じ価格帯の中でもストレインによって価格に差があることに気づきます。人気ストレインが高くなりやすい背景には、主に以上の3つの理由があります。

もっと大麻の品種について知りたい方は「医療大麻図鑑」で僕が遭遇した大麻品種を紹介していますので、合わせてお読みください。

THC濃度と価格は本当に比例するか

ディスペンサリーのメニューには「THC 28%」「THC 32%」といった数字が記載されていることがあります。THC濃度が高いほど価格も高い、という印象を持ちやすいですが、THC濃度と価格は必ずしも比例しないという点は理解しておく価値があります。

まず、THC濃度はあくまでも品質を示す指標のひとつです。大麻の体感や香りには、THC以外にもCBD・テルペン・フラボノイドなど多くの成分が関与しています。THC濃度だけが高くても、香りや風味が乏しいフラワーがある一方で、THC濃度が中程度でもテルペンが豊富で体感が豊かなストレインも存在します。

また、ラボテストの精度や測定方法によって数値が変わることもあります。信頼できる第三者機関によるテスト結果を掲載している店舗と、そうでない店舗では、同じ「THC 28%」という表記でも意味合いが異なる場合があります。

価格とTHC濃度の関係については、「高THC=高価格」という単純な構図よりも、ストレインの希少性・テルペンプロファイル・農場の信頼性・ラボテストの有無といった複合的な要素が価格を形成していると理解しておくことが、メニューを読み解く上での実用的な視点になります。それらの複合的な効果が体感や感覚を変化させます。

4:2022年解禁から2025年規制変更までの価格変化

タイの大麻市場は、2022年の解禁から2025年の規制変更までの約3年間で劇的な変化を経験しました。価格の動きを理解するには、この期間に市場で何が起きたかを把握しておくことが重要です。

大麻薬局が急増した時期に何が起きたか

2022年6月、タイは東南アジアで初めて大麻を事実上合法化した国となりました。この解禁をきっかけに、バンコクを中心に全国で大麻薬局が急速に増加。ピーク時には全国で約2万店舗が営業していたとされています。

店舗数の急増は、当初の価格にも大きな影響を与えました。解禁直後は供給が需要に追いつかず、プレミアム品を中心に価格が高止まりする傾向がありました。しかしその後、新規参入の農家や店舗が増えるにつれて供給量が拡大し、市場全体での価格競争が進んだとされています。

特にバンコクの観光エリアでは、差別化を図るために内装・スタッフ対応・ブランドイメージへの投資を強化する店舗が増える一方、価格を下げてボリューム販売を狙う店舗も現れました。この時期に、同じエリアでも店舗ごとの価格差が大きく広がっていったといえます。

また、農家側でも屋内栽培技術の普及や品種改良が進んだことで、品質の底上げが起きました。以前は「タイ産=安価」というイメージが強かったものが、国産でもトップシェルフ品質を提供できる農場が増え、価格帯の多様化につながっています。

(引用元:How Much Does Weed Cost in Bangkok? – Wonderland Bangkok

2025年6月の規制変更後、価格はどう動いたか

品質帯 価格帯 目安となる栽培方法
低価格帯 250〜400バーツ / g 屋外栽培(アウトドア)
中価格帯 450〜650バーツ / g 屋内栽培(インドア)
トップシェルフ 800バーツ以上 / g 高品質屋内栽培・認証農場

2025年6月、タイ政府は大麻フラワーを管理植物に再分類し、医師の処方箋が必要な医療目的のみに販売を制限する規制変更を実施しました。これにより、解禁後に急増していた多くのディスペンサリーが閉鎖を余儀なくされ、市場構造は大きく変化しています。

規制変更後の価格動向については、いくつかの変化が見られます。

まず、店舗数の減少による供給絞り込みが起きたことで、競争による値下げ圧力が弱まりました。規制変更前に価格競争が激しかったエリアでは、残存した店舗が価格を維持・引き上げる動きも見られています。一方で、医療目的への限定によって購入ハードルが上がったことも事実です。処方箋の取得が必要になったことで、旅行者を含む一般消費者の購買行動が変化し、需要そのものが縮小している可能性があります。

現時点での市場価格帯はおおむね以上の水準が目安とされています。ただし、規制変更後の市場は流動的であり、今後もさらなる制度変更や市場環境の変化によって価格が動く可能性があります。現地で購入を検討する場合は、最新の規制情報と各店舗のメニューを直接確認することをおすすめします。

5:観光客がタイで大麻を買う前に知っておきたい価格の注意点

タイで大麻を購入しようとする観光客にとって、価格の仕組みを事前に理解しておくことは重要です。現地では「なんとなく高い気がする」と感じても、何が適正価格かわからないまま購入してしまうケースも少なくありません。ここでは、観光客が知っておくべき価格上の注意点を整理します。

観光地で割高になるケースと見分け方

バンコクの観光エリア、特にスクンビット周辺のディスペンサリーでは、同じ品質のフラワーでもローカルエリアの店舗と比べて100〜200バーツ以上高くなるケースがあります。

まず、メニューに品質表記がない店舗には注意が必要です。「Indoor」「Outdoor」「THC%」などの情報が明示されていない場合、価格の根拠が不透明になりやすい傾向があります。信頼できる店舗では、ストレイン名・栽培方法・THC濃度などをメニューに明記していることが多いです。

Kush Houseが提示してるラボの結果レポートの写真

またKush Houseのようにラボでの結果レポートを出している大麻薬局は安心して利用できます。

次に、観光客向けの「お試しセット」や「スターターパック」と銘打った商品は、単価換算で割高になっていることがあります。内容と価格を個別に比較してから判断することをおすすめします。

見分け方のポイントとして、店内に価格表が明示されているか、スタッフが品質について説明できるかを確認することが有効です。丁寧な対応と透明な価格表示がある店舗は、ブランドへの信頼を大切にしている傾向があります。また、事前に複数の店舗のオンラインメニューを比較しておくことで、現地での判断がしやすくなります。

診断書(Medical Certificate)と購入の関係

2025年6月の規制変更以降、タイでは大麻フラワーの購入に医師の診断書(Medical Certificate)が必要となっています。この変更は観光客にとっても直接関係するため、渡航前に把握しておくことが重要です。

診断書は、タイ国内のクリニックや医療機関で取得することが可能です。取得の流れや必要書類については事前に確認しておくことをおすすめします。診断書なしでの購入は規制に抵触する可能性があるため、「以前は買えたから今回も大丈夫」という判断は避けた方が無難です。

また、診断書の取得には費用と時間がかかる場合があります。旅行のスケジュールに余裕を持たせた上で、現地での手続きを計画することが重要です。価格面での影響としては、診断書取得のコストが実質的な購入コストに加算されることになります。ディスペンサリーでの表示価格だけでなく、診断書取得にかかる費用も含めたトータルコストで考えることが現実的な判断につながります。

6:タイの大麻の値段を理解するための視点

タイの大麻の値段はいくら?バンコクの価格相場と2026年規制変更後の注意点の記事の写真

ここまで、タイの大麻の価格について、ディスペンサリーのメニューや市場情報を参考にしながら整理してきました。自分が現地で店舗を見て回ってきた経験でも、大麻の値段は一つの相場で決まっているというより、品質や栽培方法、店舗のコンセプト、立地など複数の要素が重なって決まっているように感じました。

実際に公開されているディスペンサリーのメニューを見ると、同じ店舗の中でもストレインや品質によって価格が分かれていることがあります。また、観光エリアの店舗では店舗体験やブランド性が価格に含まれている場合もあり、ローカルエリアの小規模な店舗とは価格の印象が異なることもあります。
2025年6月の規制変更以降、市場環境は引き続き変化しています。購入を検討する場合は、最新の規制情報の確認と診断書の取得が前提となる点は、これまでのタイ渡航経験がある方にとっても新たに意識すべきポイントです。

あくまで自分の見方ですが、タイの大麻価格を理解するためには「いくらが正しい相場か」を探すよりも、どのような条件でその価格が付いているのかを見ることが重要だと感じています。栽培方法やストレイン、店舗の特徴などをあわせて見ることで、タイの大麻市場の価格の背景が少し見えやすくなるのではないかと思います。


※この記事は2026/03/09に公開した情報になります。
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