2026年の420は大麻盆栽と一緒に過ごす1日だった

2026年の420は大麻盆栽と一緒に過ごす1日だった

公開日:2026年04月23日(木)


2026年のタイの420は例年に比べるとかなり静かなことにショックを受けてる大麻盆栽家のKei(@smallnycer)です。タイでは3回目の420を迎えますが、今年は大麻盆栽とずっと一緒にいた1日でした。知り合いの大麻薬局も巡ったので、どんな1日だったか思い出に残しておきます。

420とは1971年、カリフォルニア州サンラファエル高校の5人組「The Waldos」が起源とされています。友人の兄が山中で栽培していた大麻を「収穫していい」と地図付きで許可され、毎日放課後4時20分にパスツール像前に集合して一服してから探しに出かけていました。結局、大麻畑は見つからなかったものの、「420」という暗号だけが残りました。その後、メンバーの一人がGrateful Deadの関係者と繋がりを持ったことで「420」はDeadheadsコミュニティに広まり、1991年にHigh Times誌が「4月20日の4時20分に集まって420しよう」と呼びかけるフライヤーを掲載したことで世界的に広まりました。

朝はヌアンチャンにあるGreen Houseで展示する盆栽作り

Green House Nuanchanの栽培スペースで大麻盆栽を制作|バンコク ヌアンチャンの420

まずはヌアンチャンにあるGreen Houseで大麻盆栽の鉢上げと新しく小さい大麻盆栽を作ってきた。新しいクローンが届いていたので、まずは軽い作業から。今回使う陶器は白釉の表情が特徴的な美濃焼き系の陶器で、白釉の表情が素敵です。

先週拾った流木で作った小さい大麻盆栽|Green House Nuanchanでの420制作記録

先週拾った流木で相性が良さそうなものがあったので、それを使って小さい大麻盆栽を作った。成長期の苗だから大麻盆栽っぽくないけど、バランスは中々良い感じに仕上がった。

京焼・清水焼系の色絵陶器に鉢上げしたオートフラワーの大麻盆栽|Green House Nuanchanでの420

そして、今日のメインは3週間前に作ったオートフラワーの大麻盆栽の鉢上げです。このサイズの器を探すのに苦労したけど、京焼・清水焼系の色絵陶器を見つけたのでこの陶器を使うことにした。

2026年の420は大麻盆栽と一緒に過ごす1日だった

赤と緑の花文様が白地に軽やかに描かれ、貫入の入った柔らかな質感が素敵。大麻盆栽の美しさを一気に引き上げてくれる器です。職人が手作業で作った陶器の魅力と、自然が作り出した流木と大麻の美しさが融合した作品になりました。

3週間で成長したオートフラワーの大麻盆栽を剪定前に撮影|Green House Nuanchan

この大麻盆栽も3週間前にGreen Houseの栽培ルームに長期間放置されていた苗を丁寧に剪定して大麻盆栽にしたんだけど、3週間でかなり成長していた。この写真も実は少し剪定した後に撮影していないことに気づいて撮ったもので、元々はもう少し整っていない状態でした。バランスがぐちゃぐちゃな上で成長した苗をどう整えるか考えるのが楽しい。

剪定・組み直し・曲げ直しを経て完成した大麻盆栽|Green House Nuanchanでの鉢上げ作業

30分くらいかけて丁寧に剪定して、一部組み直し、一部曲げ直して完成。日に日に幹が太くなり曲げるのが難しくなってきているので、幹部分の曲げは対策が必要だと感じました。大きい苗をそこまで数こなしているわけではないので、こういう体験ができるのはありがたいです。ただ、大きめの大麻盆栽の1つは幹部分が少し折れて枯れてしまっていた。曲げる作業はもっと練習が必要だと毎回痛感します。

Green House Thong Loに届けた開花期オートフラワーの大麻盆栽|バンコク トンロー

他にも何点か作って、3時間ほど作業をして終了。帰りにいつも大麻盆栽を展示しているトンローのGreen Houseの店舗にも、開花期の小さいオートフラワーの苗で作った大麻盆栽を届けに行って、とりあえず420の一番大きいタスクが終了。スタッフのToeyは大麻栽培に関して少し知識を持っていて、いつも大麻盆栽をケアしてくれるから本当に助かる。この日は420ということで、King Juiceのジョイントを2本くれた。いつもありがとう!

夕方までは家で竹製品のプロダクト作り

大麻盆栽キャラクターを印刷した竹フィルターケース|オーガニックギャングスターのハンドメイドプロダクト

大麻盆栽が忙しすぎて作りたかった竹製品のプロダクト作りが全くできていなかった。今は手作業で全部作っているから1つ作るのも時間がかかる。竹を喫煙器具として今の時代に使っている人は少ないけど、今の時代に価値として再定義されるためには、一部のプロダクトは大量生産も考えなければいけないと作りながら思っていた。

ちなみにこのケースは竹フィルターを入れるケース。自分用のケースは大麻盆栽のキャラを印刷したリミテッドデザイン。ハンドメイドだと自分用を気軽に作れるから良いよね。

1つ1つレーザープリンターで印刷すると印刷中の時間ができるので、この時間を使って夜に知り合いの大麻薬局を巡る際に持っていく大麻盆栽を作ることにした。しかも、今回は今までになかった種類の陶器を使うことにした。

持ち手付き信楽・伊賀系焼き締め陶器に仕立てた大麻盆栽|オーガニックギャングスターの420作品

それがこちらの持ち手付きの信楽・伊賀系の焼き締め陶器を使った大麻盆栽。灰釉による自然表現が本当に美しい。作った直後から「2026年のトレンドアイテムになるんじゃないか」と思ってしまうほどの良い仕上がりです。

夜は知り合いの大麻薬局で420のお祝いに行ってきた

8時頃になり、街に出かける準備も終わり、今夜はこの器を持ってバンコクの街中を歩くことにした。残念ながらどこもイベントをやっている様子はなく、通常営業という感じだった。去年は「High Times」のイベントでタイで有名なラッパーの”Youngohm”やウクライナ出身でアメリカを拠点に活動する”Koala Puffs”など色々な人に会ったけど、今年は大麻に関する法律の改正など色々重なって、タイ全体的に大麻薬局は落ち着いた雰囲気でした。

GANJA MEN 驚奇甘蔗店

GANJA MEN 驚奇甘蔗店の看板犬バッドマンが大麻盆栽に興味津々|バンコク アソーク 420

まずはアソークにあるGANJA MEN 驚奇甘蔗店に行ってきた。店内に入るといつもフレンドリーな可愛い”バッドマン”が出迎えてくれて嬉しかったけど、手に持っていた大麻盆栽を食べようと必死にもがいていた。ただただ可愛くて、今日の疲れが癒やされる時間でした。420前後から訪れる大麻愛好家も増えていて、特定の人気品種は完売間近とのことなので、アソークにいる方はぜひ立ち寄ってみてください。

GANJA MEN 驚奇甘蔗店の420ベストセラー品種Gushlato|バンコク アソーク 大麻薬局

今年の420で一番売れた品種は「Gushlato」だったそうです。クリーミーな甘さとフルーティーさにガス感が重なるバランス型ハイブリッド。主要テルペンのカリオフィレンはストレスをやわらかく落ち着かせ、自然なリラックスを生み出すとされています。チルタイムや映画を観ながら過ごしたい時間に相性が良い一本です。

GANJA MEN 驚奇甘蔗店

バンコク / アソーク

  • 21/4 Sukhumvit Soi 18, Kwang Klongtoey, Khet Klongtoey, Bangkok 10110
  • 営業時間:12時00分~23時58分

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Highcraft

Highcraft Thailand Dispensaryの420の様子|バンコク アソーク 日本語スタッフがいる大麻薬局

次にGANJA MEN 驚奇甘蔗店から歩いて5分ほど先にある「Highcraft」に行ってきた。Highcraftは同じ建物内で医療大麻を育てていて、タイミングが合えば見学ツアーにも参加できます。日本語が話せるタイ人スタッフがいるので日本人にも人気の大麻薬局です。以前はロイヤルクイーンズシードという名前で、種を買いに来る大麻愛好家が多かった頃から続く常連も多く、今年の420もたくさんの人が種を買いに来たと言っていました。

Highcraft 420ベストセラー品種Amnesia Haze|バンコク アソーク サティバ系大麻品種

今年の420で一番売れた品種は「Amnesia Haze」だったそうです。シトラスとスパイスが重なる爽やかな香りが特徴のサティバ系品種。主要テルペンのリモネンは気分を前向きに整え、軽やかな高揚感と自由な思考を引き出すとされています。創作や日中の活動、自然の中で過ごしたい時間に相性が良い一本です。

Highcraft

バンコク / アソーク

  • 8-8/1-2 Ratchadaphisek Rd, Khlong Toei, Bangkok 10110
  • 営業時間:10時00分~1時00分

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Kush House

Kush Houseの420の様子|バンコク プロンポン アメリカンスタイルの大麻薬局

次にHighcraftから歩いて15分ほど先にある「Kush House」にも遊びに行きました。Kush Houseはアメリカのディスペンサリーに近い空気を感じる、タイでは珍しい大麻薬局です。1970年代のサンフランシスコで育まれたカナビスカルチャーを思わせるアートと雰囲気が楽しめます。お土産としてオリジナルTシャツを買う人が多く、特にKush Houseのロゴが大胆にプリントされた1枚と、カレッジロゴのようなアーチ状のタイポグラフィをベースにしたデザインはどちらもシンプルながら存在感があり、スタイルを選ばず着られる1枚です。また、数日前から喫煙ルームがオープンし、店内で一服できるようになりました。

Kush House 420ベストセラー品種RS11|バンコク プロンポン ハイブリッド大麻品種

今年の420で一番売れた品種は「RS11」だったそうです。フルーティーな甘さとガス感が重なる香りが特徴のハイブリッド。主要テルペンのカリオフィレンはストレスや精神的なざわつきをやわらかく整え、バランスの良いリラックスを生み出すとされています。会話や夜のチルタイムに相性が良い一本です。

Kush House

バンコク / プロンポン

  • 1 Sukhumvit Alley 22, Klongton, Khlong Toei, Bangkok 10110
  • 営業時間:10時00分~1時00分

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Siam Green Cannabis Co

Siam Green Cannabis Co プロンポン店の420の様子|バンコク プロンポン 日本人に人気の大麻薬局

次にニューヨークタイムズにも掲載された「Siam Green Co」のプロンポン店に立ち寄りました。このエリアは日本人も多く住んでいて、今年の420も多くの日本人が訪れてくれたと言っていた。今年の420でお土産として人気だったのがグラインダー付きのオリジナルペーパー。グラインダーとトレイ機能が一体になっていて、このペーパー1つあればすぐにジョイントが巻ける優れものです。

Siam Green Cannabis Co 420ベストセラー品種PREZZURE|バンコク プロンポン ハイブリッド大麻品種

今年の420で一番売れた品種は「PREZZURE」だったそうです。キャンディのような甘さとガス感が重なる濃厚な香りが特徴のハイブリッド。主要テルペンのカリオフィレンはストレスや精神的なざわつきをやわらかく整え、バランスの良いリラックスを生み出すとされています。会話や夜のチルタイムに相性が良い一本です。

Siam Green Cannabis Co

バンコク / プロンポン

  • 663 Sukhumvit Rd, Khwaeng Khlong Tan Nuea, Watthana, Bangkok 10110
  • 営業時間:11時00分~3時00分

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Revana Café | Cannabis Dispensary

Revana Café Cannabis Dispensary Silomの420の様子|バンコク シーロム 自社栽培の大麻薬局

「Siam Green Co」の後はシーロムに用事があったので、ついでに「Revana Café」に立ち寄った。4月初旬に収穫した分の医療大麻がそろそろ発売できるらしく、テイスティングをさせてもらったけど安定の美味しさ。1種類だけのつもりが、気づいたら4種類ジョイントが手元にあった。また最近届いた成分分析レポートも見せてもらったけど、値が素晴らしかった。市場には品質管理が不十分な大麻も流通していると言われているからこそ、成分分析レポートを公開している大麻薬局を選ぶことは大切だと改めて感じました。

Revana Café 420ベストセラー品種Lemon Yogurt|バンコク シーロム バランス型ハイブリッド大麻品種

今年の420で一番売れた品種は「Lemon Yogurt」だったそうです。レモンの爽やかさとクリーミーな甘さが特徴のバランス型ハイブリッド。主要テルペンのリモネンは気分を前向きに整え、軽やかでクリアな状態を生み出すとされています。作業や気分をリセットしたいタイミングに相性が良い一本です。

Revana Café | Cannabis Dispensary

バンコク / シーロム

  • 545, 3 Soi Si Lom 11, Si Lom, Bang Rak, Bangkok 10500
  • 営業時間:〜1時00分

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Cho Cho Hemp

Cho Cho Hempの420の様子|バンコク トンロー 格安大麻薬局で日本人大麻愛好家が集まる

最後は大麻愛好家に人気の格安大麻薬局「Cho Cho Hemp」に知り合いが集まっていると連絡が入ったので立ち寄った。Cho Cho Hempはトンローという好立地にありながら、大麻のクオリティと価格の安さから長年人気を続けている大麻薬局です。日本語の知識が豊富なスタッフがいることもあり、毎日多くの日本人が訪れていて、420もたくさんの日本人が来ていました。

自分もバンコクに移住してCho Cho Hempに行くまでは、日本人の大麻関係のまともな知り合いが全然いなかったけど、今は数人ながら日本語で大麻の未来について話ができる人がここにはいるから助かります。この日も一服しながらグダグダ話していたら、いつの間にか23時近くになっていた。

Cho Cho Hemp

バンコク / トンロー

  • 108/4-5 Sukhumvit 49 Watthana district, Khlong Tan Nuea, sub district, Bangkok 10110
  • 営業時間:10時00分~1時00分

2026年のバンコクの420のまとめ

2026年の420は大麻盆栽と一緒に過ごす1日だった

2026年のバンコクの420は特にイベントに参加することもなく、Green Houseで大麻盆栽を作ってから友達の大麻薬局をチルしながら巡って終わった。「せっかくタイにいるんだからイベント参加すればいいのに!」という人もいるかもしれないが、3年間タイの大麻関連イベントに参加し続けてきて、どのイベントも大麻のクオリティの宣伝が中心で、カルチャーもアートもほとんどない。出店しているブースに正直「興味がない」というのが本音です。最初は楽しかったけど、全部似たり寄ったりで飽きてしまった。

今年も友達とチルしている時に「なんで大麻という市場にはアートが圧倒的に少ないのか?」というテーマで話をしたけど、アートが市場に必要というのは大麻だけに限ったことではない。どんなジャンルでもアートがあるからカルチャーが生まれる。美味しい野菜を作ったからといって、それだけではアートにはならないのと同じ。

僕が立ち上げた「Organic Gangsta」は「価値の再定義」をテーマにしていて、大麻盆栽は「大麻=ネガティブのイメージを変える」、竹プロダクトは「再び使われる喫煙器具へ」を目的に活動している。他にも考えているプロジェクトは全て「価値の再定義」をテーマにしています。

カルチャーを作るのは時間がかかるけど、人生は1回だからこそ、誰かがやらなければ変わらないことは、自分がやるしかないと思っています。大麻というジャンルにアートとカルチャーが根付く日を信じながら、今年もまた1日1日積み上げていくだけです。来年の420がどんな1日になるか、今から少し楽しみにしています。


※この記事は2026/04/23に公開した情報になります。
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