医療大麻を使うとお腹が空く理由|THCと食欲の関係を体感と研究から整理

医療大麻を使うとお腹が空く理由|THCと食欲の関係を体感と研究から整理

公開日:2025年12月23日(火) / 最終更新日:2026年01月07日(水)



医療大麻について調べていると、「大麻を吸うとお腹が空く」という話をよく目にします。タイの医療大麻クリニックや薬局でも、この体感について質問される場面は少なくありません。

自分が現地で見てきた限りでも、初めて体験した人だけでなく、ある程度慣れている人からも「想像以上に食欲が出た」という声を聞くことがあります。実際に自分も「ニューヨークでホームレスになった時、大麻が助けてくれた話」の記事で書いた鬱が酷かった時に食欲不振だったけど、大麻を吸ってガッツリ食べた経験があります。

一方で、その食欲の出方には個人差があり、「軽く何か食べたくなる程度」の人もいれば、「満腹でも止まらなくなる感覚」を不安に感じる人もいます。そのため、「なぜ起きるのか」「どう向き合えばいいのか」を整理せずに体験すると、戸惑いや後悔につながるケースもあるように感じています。

この記事では、自分自身が現地で見聞きしてきた体験と、海外の研究や公的機関による報告を踏まえながら、医療大麻を使うとお腹が空きやすくなる理由を順を追って整理します。仕組みを知ることで、必要以上に不安にならず、自分なりの距離感で向き合えるようになることを目指します。

1:医療大麻を使うと「お腹が空く」と感じやすい理由

医療大麻を体験した人の多くが口にするのが、「急に何かを食べたくなる」という感覚です。自分がタイの医療大麻クリニックや大麻薬局で話を聞いてきた限りでも、この体感はかなり共通しており、初回体験の人ほど驚く傾向があるように感じます。一般的には、この状態は「マンチ(munchies)」と呼ばれ、大麻使用後に食欲が強くなる現象として知られています。

「マンチ(munchies)」とは大麻を使用したあとに強い食欲や「何かを食べたい」という欲求が高まる状態を指す俗称です。これは単なる空腹とは異なり、実際にはお腹が空いていなくても、味や香り、食感への関心が急に強まる形で現れることが多いとされています。自分が現地で見てきた限りでも、「お腹はいっぱいなのに食べたくなる」「甘いものやスナックが妙に魅力的に感じる」と話す人が多く、この感覚をマンチと呼ぶことが一般的です。大麻使用時の代表的な体感のひとつとして知られています。

(引用:米国国立医学図書館(NLM)

ただし、このマンチは単純な空腹とは少し性質が異なる場合が多く、「お腹が鳴る」「エネルギーが足りない」といった生理的な空腹というより、何かを食べたい欲求が急に意識に浮かぶ感覚に近いと感じる人が多い印象です。自分の体感としても、食事を済ませた直後であっても「味のあるものを口にしたくなる」「食べる行為そのものが魅力的に感じる」状態になることがありました。

この違いを理解しておくと、「なぜこんなに食べたくなるのか」と不安になることが減り、医療大麻による体感を冷静に捉えやすくなると思います。

現地でよく聞く体感としての「急に食べたくなる感覚」

現地でよく聞くのは、「さっきまでお腹は空いていなかったのに、急に食べ物のことが頭から離れなくなった」という表現です。この感覚は、胃が物理的に空になったというよりも、食べる行為そのものへの関心が強まる形で現れることが多い印象です。

空腹とは違う欲求として現れるケース

この食欲は、一般的な「お腹が鳴る」「エネルギー不足を感じる」といった空腹感とは異なり、味や食感への欲求が強調されるケースが多いように思います。実際に、「量は多くいらないが、何かを口に入れたい」「特定の味が無性に気になる」と話す人もいました。あくまで自分の見てきた限りでは、身体的な飢えというより、感覚的な欲求が前に出る形だと感じています。

自分自身が感じてきた食欲の出方

自分自身の経験でも、医療大麻を使った後の食欲は日によって出方が異なりました。強く出る日は、食べ物の香りや見た目が普段よりはっきり意識され、「少しだけ食べるつもりが止まらなくなる」感覚になることもありました。一方で、ほとんど変化を感じない日もあり、この点からも品種や体調、量、タイミングによって左右されやすい体感だと感じています。

そのため、「必ずお腹が空くもの」と決めつけるのではなく、起こりやすい傾向の一つとして捉えておくことが、落ち着いて向き合うためには大切だと思います。

2:THCが食欲に関わる仕組み

医療大麻を使った後に食欲が出やすくなる背景には、THCが体内の特定の仕組みに作用している可能性があると考えられています。自分が現地で医療関係者や利用者から話を聞いてきた限りでも、「お腹が空いた」というより「食べたい気持ちが強まる」という表現が多く、脳の働きが関係している印象を受けます。ここでは、研究で指摘されているポイントを整理します。

カンナビノイド受容体と摂食行動の関係

THCは、体内に存在するカンナビノイド受容体に結合すると言われています。これらの受容体は、食欲やエネルギーバランスに関わる脳の領域にも分布しており、摂食行動を調整する仕組みに影響を与える可能性があると報告されています。自分の理解では、THCがこのシステムに作用することで、「食べることを抑えるブレーキ」が一時的に弱まるような状態になる人がいるのではないかと感じています。 (引用:米国国立医学図書館(NLM)

脳内報酬系が刺激される可能性

研究では、THCが脳内の報酬系と呼ばれる仕組みに関与する可能性も指摘されています。報酬系は「心地よさ」や「満足感」に関係しており、食べる行為そのものがより魅力的に感じられる状態になることがあるようです。現地で話を聞いてきた中でも、「特別に空腹ではないのに、食べることが楽しく感じる」と表現する人が多く、この点と重なる印象があります。 (引用:米国国立衛生研究所(NIH)

味や香りを強く感じやすくなる理由

もう一つ特徴的なのが、味や香りが普段よりはっきり感じられるという体感です。THCの影響で感覚の捉え方が変化し、甘味や香ばしさ、食感への意識が強まると感じる人がいると言われています。自分自身の経験でも、同じ食べ物でも「いつもより美味しく感じた」と思うことがありました。この感覚の変化が、「もっと食べたい」という気持ちにつながるケースもあるのではないかと考えています。

いずれにしても、食欲の変化は一つの傾向であり、全員に同じように起こるわけではありません。体質や摂取量によって差が出る点を前提に理解しておくことが大切だと思います。

もう一つ特徴的なのが、味や香りが普段よりはっきり感じられるという体感です。THCの影響で感覚の捉え方が変化し、甘味や香ばしさ、食感への意識が強まると感じる人がいると言われています。自分自身の経験でも、同じ食べ物でも「いつもより美味しく感じた」と思うことがありました。この感覚の変化が、「もっと食べたい」という気持ちにつながるケースもあるのではないかと考えています。 (引用:米国国立医学図書館(NLM)

3:なぜ「吸いすぎた時ほど食べすぎやすい」のか

医療大麻を使ったあと、「少量のときよりも、吸いすぎたと感じるときの方が食べすぎてしまう」という話は、現地でもよく耳にします。自分自身の体験や周囲の声を振り返ってみても、これは単なる意志の問題ではなく、体感や判断の変化が重なって起きている可能性があるように感じています。ここでは、その背景を整理します。

満腹感を感じにくくなる可能性

一部の研究では、THCの影響によって、満腹を知らせる感覚が鈍くなる可能性が示唆されています。通常であれば「もう十分食べた」と感じるタイミングでも、そのサインを弱く受け取ってしまう人がいると言われています。自分の感覚としても、吸いすぎたと感じるときほど、食べ始めてから「止め時」が分かりにくくなる印象がありました。

判断力とブレーキ感覚の変化

吸いすぎた状態では、判断力や自己コントロールに関わる感覚が緩むことがあります。これは「何をどれくらい食べるか」を冷静に考える力が一時的に弱まる状態とも言えそうです。現地で話を聞いてきた中でも、「気づいたら食べ終わっていた」「後から量に驚いた」という声は少なくありませんでした。食欲そのものだけでなく、ブレーキをかける感覚が変化することが、食べすぎにつながるケースがあるように思います。

自分が失敗したと感じた体験

個人的な体験として印象に残っているのは、体感が強く出た夜に、空腹ではないのに次々と食べ物に手が伸びてしまったことです。その場では「美味しい」「まだいける」と感じていましたが、後から振り返ると明らかに食べすぎていました。この経験から、食欲が出ているというより、感覚と判断のズレが起きていたのだと感じています。

4:研究で示されている「大麻と食欲」の関係

大麻と食欲の関係については、体験談だけでなく、研究の分野でも長年注目されてきました。ただし、自分が資料や現地の医療大麻クリニックの説明を見聞きしてきた限りでは、「必ず食欲が増える」と単純に言い切れるものではなく、条件や目的によって評価が分かれている印象があります。ここでは、研究で示されている代表的な視点を整理します。

食欲増加が報告されている研究

いくつかの研究では、THCを含む大麻の使用後に食欲が増加したという報告があります。これは、脳内の摂食行動に関わる領域が刺激される可能性があるためと考えられています。特に、健康な成人を対象とした研究や、短期的な使用を前提とした調査では、「食べたいという欲求が強まった」と感じる被験者が一定数いたとされています。(引用:米国国立医学図書館

自分の体感としても、少量の使用であっても、味や香りへの意識が高まり、その流れで食欲につながる場面はありました。

医療用途で期待されている側面

一方で、医療の文脈では、食欲低下や体重減少への対策として大麻成分が研究されてきた背景があります。がん治療や慢性疾患などに伴う食欲不振に対して、食事量の回復を目的に使われるケースが報告されており、この点では食欲増加が「望ましい作用」として捉えられることもあります。(引用:米国国立衛生研究所

現地の医療大麻クリニックでも、「体重が落ちてしまった患者向けに処方されることがある」と説明されることがあり、状況によって評価が大きく変わるテーマだと感じています。

研究結果が一様ではない理由

ただし、すべての研究で同じ結果が出ているわけではありません。食欲の変化は、THCとCBDの比率、摂取量、使用頻度、被験者の体質や心理状態など、複数の要因に左右されるとされています。そのため、「大麻を使えば必ず食欲が増える」という形で一般化することは難しいと考えられています。

自分が見てきた範囲でも、ほとんど食欲が変わらない人や、逆にあまり食べたくならないと話す人もいました。研究結果が一様でない背景には、こうした個人差や使用条件の違いが大きく関係しているのではないかと感じています。

5:食欲が出やすくなる条件とタイミング

医療大麻を使ったときの食欲の出方は、「成分そのもの」だけで決まるわけではないと感じています。自分が現地で人の話を聞いてきた限りでも、同じ品種・同じ量であっても、使う状況によって体感が大きく変わるケースは少なくありません。ここでは、食欲が出やすいと感じられやすい条件やタイミングについて整理します。

空腹・睡眠不足・ストレスとの関係

自分の経験や周囲の話を総合すると、もともと空腹の状態や、睡眠不足、強いストレスを感じているときほど、食欲が一気に出やすいように感じます。研究でも、ストレスや疲労状態は摂食行動に影響を与えるとされており、そこにTHCの作用が重なることで、「急に食べたい」という感覚が強まる可能性が指摘されています。(引用:米国国立衛生研究所

個人的にも、忙しい日や食事を抜いた後に使った日は、必要以上に食べてしまったと感じることがありました。

摂取量と体感の立ち上がり

食欲が出やすくなるかどうかは、摂取量と体感の立ち上がり方とも関係しているように思います。少量でゆっくり体感が出る場合は、食欲の変化も穏やかなことが多い一方、量が多かったり、体感が一気に立ち上がった場合には、「食べたい」という衝動が強く出やすい印象があります。

自分が見てきた中でも、吸いすぎたと感じたタイミングほど、冷静な判断がしづらくなり、結果として食べ過ぎにつながるケースが多いように感じました。

夜に使った時に起きやすいケース

夜に医療大麻を使った場合、食欲が出やすいと感じる人は少なくありません。これは、日中の活動が終わり、リラックス状態に入りやすいことや、そもそも夕食後で「満腹かどうか」の感覚が曖昧になっていることが影響している可能性があります。

自分の体感としても、夜のチルタイムに使ったときは、味や香りへの感度が上がり、「少しつまむつもり」が量を超えてしまうことがありました。こうした背景から、食欲が出やすい条件や時間帯を把握しておくことが、使い方を考えるうえで重要だと感じています。

6:食欲が気になる人が意識したい向き合い方

医療大麻を使ったときの食欲については、「出てしまうもの」として過度に恐れるよりも、どう向き合うかを整理しておくほうが現実的だと感じています。自分自身も、食べ過ぎて後悔した経験を何度か経て、考え方を少しずつ調整してきました。ここでは、食欲が気になる人が意識しておくと楽になる視点をまとめます。

「食べてはいけない」と考えすぎない

個人的に強く感じているのは、「食べてはいけない」と意識しすぎるほど、逆に食欲が気になってしまうという点です。現地で話を聞いてきた中でも、「我慢しようとすると余計に食べたくなる」と話す人は少なくありません。

研究の文脈でも、強い制限意識は摂食行動をコントロールしにくくする可能性があると指摘されています。(引用:米国国立衛生研究所
あくまで自分の考えですが、「少し食べたいと思うのは自然な反応」と受け止めたほうが、結果的に落ち着いて判断できる場面が多いように感じています。

量とタイミングを調整するという考え方

食欲が気になる場合、**「何を食べるか」よりも「いつ、どれくらい使うか」**を調整するほうが影響は大きいと感じています。自分の体感では、使用量を抑えたり、空腹時を避けたりするだけでも、食欲の出方はかなり変わりました。

また、夜遅い時間帯に使うと食欲が出やすいと感じることが多いため、タイミングを少し早めるだけで、無意識の食べ過ぎを防ぎやすくなる印象があります。食欲そのものを抑え込むのではなく、条件を整えるという考え方のほうが続けやすいように思います。

自分が実際に意識しているポイント

  • 強い空腹の状態では使わない
  • 少量から様子を見る
  • 食べるなら量を決めておく

あくまで自分の経験ですが、3つの点を意識しています。こうした小さな工夫だけでも、「食べ過ぎた」という後悔はかなり減りました。医療大麻と食欲の関係は個人差が大きいため、正解を探すよりも、自分の体感を観察しながら距離感を調整していくことが一番大切だと感じています。

7:医療大麻と食欲はコントロールできるのか

医療大麻による食欲について、「抑えられるのか」「我慢すべきなのか」と悩む人は少なくありません。自分自身も最初は、食欲が出るたびに「コントロールできていないのでは」と感じていました。ただ、現地で多くの利用者の話を聞き、自分の体感を振り返る中で、考え方は少し変わってきました。

完全に抑えるのは難しいと考えた方がよい理由

あくまで自分の理解ですが、医療大麻による食欲は、意思だけで完全に抑え込めるものではないと感じています。THCが脳の摂食や快感に関わる領域に作用する可能性が示唆されており、その反応自体を「起こらないようにする」ことは難しいとされています。(引用:米国国立医学図書館

自分が見てきた限りでも、「我慢しよう」と強く意識するほど、食欲そのものが気になってしまう人は多い印象でした。そのため、完全に抑えることを目標にするよりも、「出る前提でどう付き合うか」を考えるほうが現実的だと思います。

自分に合ったラインを知る重要性

食欲との付き合い方で大きいと感じるのが、自分にとっての適量やタイミングを知ることです。少量で体感が十分な人もいれば、少し多めで初めて変化を感じる人もいます。現地で話を聞いてきた中でも、「この量を超えると食欲が強く出る」というラインを把握している人ほど、無理なく使えている印象がありました。

自分自身も、何度か失敗を重ねる中で、「ここまでなら大丈夫」という感覚が少しずつ分かってきました。このラインは体調や状況によっても変わるため、固定的に考えすぎないことも大切だと感じています。

「知って使う」ことで変わる体感

あくまで個人的な考えですが、医療大麻と食欲の関係は、知らずに使う場合と、仕組みを理解したうえで使う場合とでは、体感の受け止め方が大きく変わると思います。食欲が出たときに「失敗した」と感じるのではなく、「こういう反応が出やすい条件だった」と整理できるだけで、気持ちはかなり楽になりました。

医療大麻と食欲は、完全にコントロールする対象というより、観察しながら調整していくものだと感じています。自分の体感を積み重ねて理解していくことが、結果的に一番安定した付き合い方につながるのではないかと思います。

8:医療大麻で「お腹が空く」理由と、上手な向き合い方

医療大麻を使うと食欲が出やすくなるのは、多くの人が感じる体感のひとつです。自分が現地で見てきた限りでも、「急に食べたくなる」「味を強く感じる」と話す人は少なくありません。一方で、これは単なる空腹とは少し違い、THCが脳の摂食行動や報酬系に関わる可能性が指摘されている反応だと考えられています。ただし、研究結果は一様ではなく、すべての人に同じように起こるわけではありません。

重要なのは、食欲を無理に抑え込もうとするよりも、「起こり得る反応」として理解し、自分に合った量やタイミングを探ることだと感じています。

吸いすぎたときほど食べすぎやすい傾向があること、体調や時間帯によって出方が変わることを知っているだけでも、体感との付き合い方は変わります。あくまで自分の考えですが、医療大麻と食欲は完全にコントロールする対象ではなく、観察しながら調整していくものです。「知って使う」ことで、過度に振り回されず、より落ち着いて向き合えるようになるのではないかと思います。


※この記事は2025/12/23に公開した情報になります。
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